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Gboardの「単語リスト」に登録した単語をGoogle日本語入力の「辞書ツール」にインポートする方法

Gboard(Android版 / iOS版)の「単語リスト」は、いわゆるユーザー辞書です。Google日本語入力においてそれに相当する機能は「辞書ツール」という名前になっています。
Gboardの「単語リスト=ユーザー辞書」に登録した単語(とその読み仮名)を、Google日本語入力の「辞書ツール=ユーザー辞書」にインポートする方法を紹介します。

なお、エクスポート元とインポート先をそれとは逆にした場合の手順は、下記の記事で紹介しています。


〈目次〉


必要なもの

  • テキストエディタ(置換機能があると便利)
  • キーボードでTabキーを入力できること(テキストエディタの置換機能でTabを入力できる場合は物理キーボードは無くてもよい)
  • ZIPファイルの解凍と圧縮をできるアプリ

注意点

エクスポート元であるGboardの「単語リスト」には、各単語の品詞を指定する機能がありません(2020年8月末現在)。いっぽう、インポート先であるGoogle日本語入力の「辞書ツール」においては、各単語の品詞を指定しなければなりません(品詞を無指定にしたままではインポートができません)。
下記の手順でGoogle日本語入力の「辞書ツール」にインポートしたい単語数が非常に多い場合は、その各単語の品詞を手作業で指定していく作業(テキストエディタ等での入力作業)が、あるていど時間を要する可能性があります(品詞の指定が不正確でもかまわない場合は時間がかかりません)。

手順

Gboardの「単語リスト」の内容のエクスポート

Gboardの設定画面を開きます。Gboardをインストールしてある端末において、ふだん使用するキーボードとしてGboardを選んだうえで、文字を入力する状態にします。キーボードの上部にある歯車のアイコンをタップすると、設定画面が開きます。

f:id:ichbin:20200829165529p:plain:w400
(歯車アイコンがもしなければ、左端の白いアイコンをタップして表示させる)

設定画面の中にある「単語リスト」をタップ。

f:id:ichbin:20200826210236j:plain:w400

次の画面で「単語リスト」をタップ。

f:id:ichbin:20200826210246j:plain:w400

次の画面で「日本語」をタップ。

f:id:ichbin:20200826210353j:plain:w400

次の画面で、右上の︙のアイコンをタップし、「エクスポート」をタップ。

f:id:ichbin:20200826210651j:plain:w400

すると、保存先フォルダを指定する画面になるので、適当なフォルダを選びます。ZIP形式のファイル(ファイル名はおそらくPersonalDictionary-で始まる)がそこに保存されます。

エクスポートしたファイルの内容を編集する

上述の手順で保存されたZIPファイルを解凍すると、拡張子が.txtのファイル(おそらくファイル名はdictionary.txt)が現れます。これをテキストエディタなどで開きます。*1

ファイル内容はこのようになっていると思います。

f:id:ichbin:20200829170013p:plain

1行目には# Gboard Dictionary version:1という文字列があります。
2行目以降は、各行に〈読み仮名・単語・ja-JP〉という順番で1組ずつ文字列が並んでおり、各文字列の間はタブ1個で区切られています。

このファイル内容を、下記の要領で置換します。

  • 1行目(# Gboard Dictionary version:1という文字列がある行)は削除します。
  • 2行目以降の各行のja-JPを、「その行の単語の品詞」に書き換えます。
    • 例:「リンゴ」なら名詞、「三」なら数、といった具合。
    • 品詞を正確に指定することは必須ではありませんが、無指定にすることはできません
    • 「品詞」として記入できる文字列は、Google日本語入力の「辞書ツール」において「品詞」の列のドロップダウンメニューに掲載されている文字列(その一覧(1), 一覧(2))に限ります。
  • 2行目以降の各行の末尾に「タブ1個」を記入し、その直後に改行する形とします。
    • 各行の末尾でキーボードのTabキーを1回押すと、タブ1個の記入ができます。
    • 正規表現を用いた置換機能があるテキストエディタを使えば、検索文字列を$とし置換文字列を\tとすることで、各行の末尾に一括してタブ1個を記入できます()。

例えば、置換前がこのような状態であれば、

f:id:ichbin:20200829170013p:plain

下記のように置換します(各行の末尾にはタブ1個が記入されています(最終行は除く))。

f:id:ichbin:20200829170922p:plain

上述の要領で置換とタブ記入をし終えたら、このテキストファイルをUTF-8文字コードで保存します。拡張子は.txtとします。

このテキストファイルを、Google日本語入力を使いたい機器に保存します。

Google日本語入力へのインポート

Google 日本語入力」のアプリを起動すると「Google 日本語入力設定」という画面になります。この中の「辞書ツール」をタップ。*2*3

f:id:ichbin:20200826210043j:plain:w400

次の画面で、右上の︙のアイコンをタップし、「辞書をインポート」をタップ。*4

f:id:ichbin:20200829171452p:plain:w400

インポートするファイルを選択する画面が開くので、上述の工程で端末に保存したテキストファイルをここで選択すると、インポートが完了します。

*1:文字コードUTF-8です。

*2:iOS端末/Android端末の場合は、文字を入力するモードになったときにキーボードの上部に表示される歯車のアイコンをタップすることで「Google 日本語入力設定」の画面を開くことも可能です。

*3:Windows PCの場合はタスクバーに表示されている「あ / A」のアイコンを右クリックして表示されるメニューから「辞書ツール」が開けます。

*4:Windows PCの場合は、「辞書ツール」のウィンドウ左上の「管理」メニューからインポートの操作をします。