小技チョコレート

ちょっとした小技を紹介するだけのブログです。

YouTube Musicをデスクトップアプリケーションとして利用する方法

Windows / macOS / Linuxのいずれでも利用できるものが4つあり、Linuxのみ対応のものが2つあります。


〈目次〉


Windows / macOS / Linuxのいずれでも利用できるアプリケーション

Google Play Music Desktop Player

Google Play Music Desktop Player(GPMDP)は、その名のとおりGoogle Play Music用のデスクトップアプリケーションですが、YouTube Music用のデスクトップアプリケーションとして利用することもできます(GPMDPが備えている機能については後述)。

Google Play Music Desktop PlayerでYouTube Musicを利用する方法

GPMDPをインストールし、起動します。

Windowsの場合は、システムトレイに表示されているGPMDPのアイコンをマウスで右クリックし、そこに表示されたメニューの中の“YouTube Music”を選択すると、このアプリの表示内容がYouTube Musicに切り替わります。

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Linuxの場合は、パネルに表示されているGPMDPのトレイアイコン(下記の画像では右から3個目)をマウスで右クリックし、そこに表示されたメニューの中の“YouTube Music”を選択します。

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Google Play Music Desktop Playerの機能
GPMDPでYouTube Musicを開くと、GPMDPが備えている機能を、YouTube Musicの利用中にも使えるようになると思われます。GPMDPの設定画面に表示されている機能のうち、主なものはこちらです(YouTube Musicの利用中に、これらの機能の全てが使えるかどうかは、未確認です)。

  • ホットキー(キーボードショートカット)
    • 再生・一時停止/停止/前の曲/次の曲/高く評価/低く評価/音量を上げる/音量を下げる/再生中の曲の情報をデスクトップ通知で表示
  • ウィンドウを閉じたらシステムトレイに最小化する
  • OSの起動時に自動で起動する
  • 起動中はコンピュータをスリープさせない
  • 音声によるコントロールをする
  • JSON APIを有効にする
  • Playback APIを有効にする
  • 起動時には、前回の起動時に最後に表示していたページを自動で開く
  • 再生中に歌詞を表示し、自動でスクロールする
  • Discord Rich Presence integration
  • メニューを日本語以外で表示する
  • ミニプレーヤー
  • Last.fmとの接続
  • ListenBrainzとの接続
  • Experimental support for multiple audio channels such as 5.1 audio
  • 低く評価した曲を自動でスキップ
Google Play Music Desktop Playerにダークテーマを適用する方法

上述の画像にもあるように、GPMDPでYouTube Musicを使う場合は、GPMDPにダークテーマを適用せよというアナウンスがされています。それを無視しても、GPMDPでYouTube Musicを問題なく使えますが、ダークテーマを適用する方法も一応紹介しておきます。

GPMDPの左側のサイドバーを開いて、「デスクトップ設定」をクリック。

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“Settings”というウィンドウが開くので、中央あたりにある「カスタムテーマを使用する」にチェックを入れ、その下に表示される選択欄で「ダーク」を選択。これでダークテーマになります。

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Linuxにおけるトラブルシューティング(1) トレイアイコンが表示されない

LinuxにおいてGPMDPのトレイアイコンが表示されていなかったり存在しない場合に、GPMDPをYouTube Musicに切り替える方法は、開発者からこちらのようにアナウンスされています(下記に抄訳)。

~/.config/Google Play Music Desktop Player/json_store/.settings.jsonの3つのプロパティを下記のように変更してから、GPMDPを起動。

{
    "service : "youtube-music",
    "theme : "true",
    "themeType : "FULL",
}

Linuxにおけるトラブルシューティング(2) Cinnamonでトレイアイコンが表示されない

Linuxのデスクトップ環境がCinnamonであるときに、GPMDPのトレイアイコンが表示されない場合があるようです。

その場合、Cinnamonのアプレットとして「サウンド」(sound@cinnamon.org)をインストールし、

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このアプレットの設定画面で“Hide system tray icons for compatible players”のオンとオフを交互に切り替えてみると、それまで表示されていなかったGPMDPのトレイアイコンがパネルに表示されるようです。

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その他のアプリケーション

いずれも、筆者は実使用をしていませんので詳細は分かりません。

Chromeアプリとして開く

Google Chromeをインストール済みであれば、Chromeの独立のウィンドウとして開くことができます。

Linuxのみで利用できるアプリケーション

いずれも、筆者は実使用をしていませんので詳細は分かりません。

LinuxのファイルマネージャーNemo / NautilusでGoogle Driveに接続する方法(Cinnamonの場合)

LinuxのファイルマネージャーのNemoやNautilusGoogle Driveに接続する方法を紹介します。Manjaro Linux Forumに掲載されているHow toを和訳し再構成・加筆したものです。

この記事に載っているのは、デスクトップ環境がCinnamonの場合の設定手順ですが、GNOME系のデスクトップ環境であれば概ね同じ手順でGoogle Driveに接続できるようになると思われます。

インストールするもの

設定の手順

「システム設定」の中のOnline Accountsの項目を開き、

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Gmailのアドレスとパスワードを入力してGoogleにログインし、

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GNOMEGoogleアカウントへのアクセス許可を与える。

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最後の画面では、「ファイル」の選択欄をオンにしておく必要があるでしょう(下記)。

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ここまで済ませると、Nemo / Nautilusのサイドバーの「ネットワーク」のところに自分のGmailアドレスが表示され、それをクリックするとGoogle Driveに接続できます。*2

*1:Arch Linux系のLinuxを使っている場合は、3つともパッケージマネージャーからインストールできます。

*2:もしサイドバーに表示がなければ、再ログインや再起動が必要かもしれません。

Linuxの音楽再生ソフト・動画再生ソフトをAndroid端末で操作する方法

Linuxで起動している音楽再生ソフトや動画再生ソフトを、Android端末から操作する方法を紹介します。


〈目次〉


機能

Android端末から、これらの操作ができます

  • 再生/一時停止*1
  • 早戻し/早送り
  • 前の曲(ファイル)/次の曲への移動
  • 曲(ファイル)の特定の位置への移動(シークバーの操作)
  • 音量の変更(操作対象である個々のソフトウェアの音量のみを変更できる)

必要なもの

  • LinuxAndroid端末は同じLANに接続している必要があります。
  • Linux側にはこの2つのソフトをインストールします。
    • KDE Connect
    • KDE Connect Indicator
    • ※ただしLinuxのデスクトップ環境がKDE Plasmaである場合は、この2つのソフトはデフォルトでインストールされているかもしれません。また、デスクトップ環境がGNOMEである場合は、GSConnectというGNOME Shell Extensionで代用できます
  • Android端末にはこちらをインストールします。

設定の手順

デスクトップ環境がKDE Plasmaである場合は、下記の説明とは手順が異なるかもしれません。また、デスクトップ環境がGNOMEであり上述のGSConnectを使う場合は、設定の手順と使い方についてはLinux Fanさんの記事をお読み下さい。

LinuxのソフトウェアセンターやパッケージマネージャでKDE ConnectとKDE Connect Indicatorを検索し、インストールします。

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(例えばManjaro Linuxのパッケージマネージャ(Pamac manager)で“kde connect”と検索すると、このようにヒットします)

端末(Terminal)からインストールする場合のコマンドは、Linuxディストリビューションによって異なります。

Linuxファイアウォールに設定を加えます(設定の詳細)。ファイアウォールufwであれば、Terminalでこのコマンドを実行します。

sudo ufw allow 1714:1764/udp
sudo ufw allow 1714:1764/tcp
sudo ufw reload

Google Play Storeから、Android端末にKDE Connectをインストール。

LinuxKDE Connect Indicatorを起動すると、画面内のいわゆる「タスクバー」などにKDE Connect Indicatorのアイコンが表示されますので、これを右クリックして現れる“Configure”をクリック。

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(縦長のスマートフォンのような形のアイコン。この画像では右から6番目。)

すると、このような画面が出ます。

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“Refresh”というボタンの上側の欄に、KDE Connectをインストール済みのAndroid端末が表示されます。この画像では“BNT-71”という端末が表示されていますので、これをクリック。すると、この画面の右側に“Request pair”というボタンが出ます。これをクリック。

すると、Android端末に“Pairing request from ○○”という通知が来ます。

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この通知内の“ACCEPT”をクリック。すると、この画面になります。

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そしてこのときLinux側でも、このAndroid端末と連携できたことを示す画面になります(下記のように端末名の左側にアイコンが付くなど)。

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この画面で“Available plugins”と書いてあるところの下に複数のアイコンが並んでいます。音楽や動画の操作をするためには、必ず“Multimedia control receiver”にチェックを入れておきます(他の項目へのチェックは必須ではありません)*2。そして画面下の“OK"をクリック。

次に、Android端末のKDE Connectの画面で下記のように“Multimedia control”が表示されていることを確認します。

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もしそこに“Multimedia control”が表示されていなければ、その画面の右上にある「︙」のアイコンをタップし、“Plugin settings”の画面に入ります。


(最下段に“Multimedia controls”)

“Plugin settings”の画面で“Multimedia controls”にチェックを入れておきます(他の項目へのチェックは必須ではありません)。

設定はこれで終わりです。

使い方

上述のとおりLinux側にはKDE ConnectとKDE Connect Indicatorという2つのソフトをインストールしましたが、音声/動画の操作をAndroid端末から行おうとする際に、後者(KDE Connect Indicator)を起動する必要はありません。また前者はLinuxの起動時に自動で起動するしくみになっているようです。Android側のKDE Connectも、デフォルトでは自動で起動するはずです。従って、KDE ConnectとKDE Connect Indicatorのインストール後は、特に下準備などを必要としません。

Linuxで音声や動画を再生するソフトを起動し再生を始めると、Android端末に通知が出ます。この通知からは〈再生・一時停止・前の曲へ移動・次の曲へ移動〉という操作ができます。Android端末の画面ロック中にも通知を表示する設定にしておけば、画面ロック中でも通知からの操作ができます。

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同じく、再生中にAndroid端末のKDE Connectを起動し、“Multimedia control”をタップすると、このような画面になります。より多くの操作ができます。

この画像ではGoogle Play Music Desktop Playerを操作しており、操作対象のソフトの名前が中央あたりに表示されています。Linux側で他のソフト(例えばVLCメディアプレイヤー)を同時に起動していれば、下記のように操作対象のソフトを選択欄で切り替えることができます。

*1:Chrome系ブラウザのタブで再生している動画/音声の再生・一時停止もできる。

*2:使用しない項目(機能)からはチェックを外しておいたほうが快適です。

記事にするほどでもない小技集(5)

〈目次〉


LinuxMozcの「辞書ツール」を起動するコマンド

端末でこれを実行。

/usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=dictionary_tool

クリップボードの履歴で選択するだけで貼り付けが実行されるLinuxクリップボードマネージャー

筆者の使用歴のなかでは、これに当てはまるのはClipitだけです。

設定画面で「選択アイテムを自動的に貼り付ける」をオンにしておく必要があります。

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Linuxで画面の明るさを変更するGUIのソフト

使用時にコマンドラインを使う必要のないGUIのソフトに限って、紹介します。

なお、あらかじめ指定しておいた明るさを、Linuxへのログイン時に自動で適用する方法についてはこちらの記事をご覧ください。

Twitterで「○○さんがいいねしました」をタイムラインに表示させない方法

こちらの記事で解説されている設定をすると、表示されなくなります。

「最近のハイライト」や「Aさんがいいねしました」などとしてタイムライン上にフォローしていないユーザーのツイートが表示されていたが、設定を変更することでこれらを無効とすることが可能となった。

 設定から「重要な新着ツイートをトップに表示」をオフにすることで、タイムラインは完全な時系列表示となり、フォローしていないユーザーのツイートは表示されることがなくなる。

Google Play Musicで歌詞を表示する方法

Google Play Music Desktop Playerを使うと、曲によっては歌詞を表示できます。

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(歌詞表示中の画面。曲の進行に連動してスクロールされます。色は黒地に白字で固定されているようです)

各曲のタイトルの右あたりにある「︙」の形のアイコンをクリックすると、「歌詞を表示(Beta)」というメニューが表示されるので、それをクリックすれば歌詞が表示されます。

Ubuntu 18.04.1がロゴ画面から先へ進まなくなったときの対処法

起動中にUbuntuのロゴが表示されたところから先へ進まなくなった場合、こちらの方法を実行すると、正しく起動できる可能性があります。

文中でviを使う部分では、

「vi」で編集する場合は、以下のコマンドを実行します。

vi /etc/gdm3/custom.conf

ファイルが開いたら、以下の行を探します。

#WaylandEnable=false

行頭の「#」を削除し、以下のように編集します。

WaylandEnable=false

と説明があります。行頭の#の削除はdeleteキーを押せばできます。その後、Control + xとキーを押せば、テキストエディター(vi)の編集モードが終了します。

LinuxでHDDやパーティションが「読み取り専用」でマウントされたときの対処法

そのハードディスク(パーティション)がWindowsと共用である場合には、Linuxを一旦シャットダウンし、Windowsを一度起動してそれをシャットダウンしてから再びLinuxを起動してマウントすると、「読み取り専用」の状態が直る場合があります。

Manjaro LinuxShutterのアップデート後に編集ボタンが機能しなくなった場合の対処法

perl-Goo-Canvasを再インストールすれば解決すると思います。

はてなブログで使用されているテーマの名前を確認する方法

テーマの名前を知りたいブログをPCのブラウザで開き、左上のHatena Blogのロゴの右側にあるメニューを開いて、「このブログのテーマを見る」をクリック。

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Linuxで〈Ctrl+↑〉のショートカットキーが機能しないときのチェックポイント

Linuxで、Google Chrome または Chromium に、拡張機能の「Google Play Music」をインストールして有効にしていて、かつ、そのChromeChromiumを起動している間に限り、Ctrl+↑(カーソルキーの"Up") というショートカットキーが機能しない場合があります。*1

その場合は、ChromeChromium拡張機能の設定ページ(chrome://extensions/)にて、この拡張機能を無効(オフ)にすれば、Ctrl+↑ のショートカットキーが機能するようになると思います。

*1:拡張機能Google Play Music」を使用せず、単にブラウザでGoogle Play Musicのサイトを開いて音楽の再生などをしているだけであれば、ここで取り上げているショートカットキーの問題は起こらないと思います。