PocketでアーカイブしたページのタイトルやURLなど5件の情報を、Evernoteの特定のノートに自動で記録する方法を紹介します。
〈目次〉
機能
- Evernoteに自動で記録できる情報はこの5件です。
- この記録は、Evernoteの特定の1個のノートに記入されていきます(アーカイブしたページ1個につきEvernoteのノートを1個ずつ作るわけではありません)。
- PocketでアーカイブしてからEvernoteに記入されるまでのタイムラグは数分程度と思われます。
- 利用は無料で、広告もありません。
ノートのサンプル
Pocketでアーカイブされた「コトリンゴ×MIKIKO対談「注目されるほど、葛藤が大きくなる」 - インタビュー : CINRA.NET」がEvernoteのノートに記録された状態がこちらです。
(ノートをブラウザで開いた場合)
上述の5件の情報が記入され、末尾には区切りとして横線が入ります。これより後にアーカイブされたページの情報は、この下の行に記入されていきます。
必要なもの
IFTTTというサービスを使うので、IFTTTのアカウント(無料)が必要です。
設定の手順
WebブラウザでIFTTTにSign in(ログイン)。IFTTTのアカウントを持っていない場合は、トップページの"Sign up"をクリックしてアカウント作成をします。*1*2
Webブラウザで https://ifttt.com/applets/rfYXjSTv-pocket-evernote を開きます。
この画面の下の方に、白字で“Turn on”と書いてあるところがあります。
この“Turn on”をクリック。すると、その左側にある緑色の丸が右に動き、次の画面に変わります。
※自分のPocketやEvernoteのアカウントをIFTTTに連携させていない状態であれば、連携させる手続きがここで始まります。その部分の説明は割愛しますが、IFTTTの指示通りに操作すれば、下記の画面に至ります。
この画面が表示されます。
下の方にスクロールしていくと、入力欄が3つあります。
“Title”という欄は、記録を記入するノートのタイトルを指定するものです。最初の状態ではNew item archived on Pocket
と入力されています。変える必要があれば書き換えます。
ただし、このタイトルに全角の文字を含めると、PocketでアーカイブするたびにEvernoteで新しいノートが1個作成されてそこに情報が記録されるようになってしまう場合がある(一つのノートに記録を追記していくというスタイルがとれない)ので、全角文字は含めないほうがよいと思います。
“Notebook (optional)”という欄は、記録を記入するノートが属するノートブックを指定するものです。指定したいノートブックがあれば、ここにその名前を1つだけ入力します。空欄にしておけば、ノートはEvernoteの「既定のノートブック」として予め指定されているノートブックに保存されます。*3
“Tags (optional)”という入力欄は、ノートに付けるタグを指定するものです。この欄には複数のタグを入力でき(半角のカンマで区切ります)、空欄にすることもできます。
これら3つの入力欄への入力を終えたら、画面の下のほうにある“Save”をクリック。
すると、この画面になり、画面上部に“Your Applet is now active”というメッセージが数秒間表示されます。
ここまで済ませれば、Webブラウザは閉じてもかまいません。
以降は、Pocketでアーカイブするたびに、Evernoteに記録されていきます。アーカイブした日時が新しいほど、ノートの後方(後ろの行)に記入されていきます。
Evernoteへの記録を停止する / 再開する方法
Evernoteへの記録を止めるには、下記のように操作します。
IFTTTにログインしてからWebブラウザで https://ifttt.com/my_applets を開きます*4。上述の工程で作成したIFTTTの設定(アプレット)が、下記のように緑色の四角形で表示されているので、これをクリック。
次の画面で、
“On”と書いてあるところをクリックすると、その右側にある緑色の丸が左に動きます。これで、Evernoteへの記録は停止します。
停止中は、この箇所には“Turn on”と表示されているはずです。Evernoteへの記録を再開したいときは、その“Turn on”をクリックします。すると、表示が再び“On”に変わり、Evernoteへの記録が再開します。
ノートのタイトル/ノートブック/タグを変更する方法
IFTTTにログインしたうえで https://ifttt.com/my_applets にアクセスします。
上述の手順で作ったIFTTTの設定がこのように緑色の四角で表示されているので、これをクリック。
次の画面で、
右上の歯車の形のアイコンを押すと設定画面が開きます。
それ以降の設定の手順は、上述の手順と同じです。
この変更内容は、この変更を行った時点以降にPocketでアーカイブしたページに対して適用されます。
Evernoteのノートが長くなりすぎたときの対処法
この記事で紹介している方法を長期間使っていると、Pocketでアーカイブしたページの記録がEvernoteの1個のノートにたくさん記入されていくので、そのノートが非常に長くなり、使い勝手が悪くなります。
その場合は、記入対象になっているノートの名前(デフォルトでは“New item archive on Pocket”)をEvernoteで書き換えてしまえば、そのノートにはそれ以降は記入されず、新しいノートが自動で作成されてそちらに記入されていきます。