小技チョコレート

ちょっとした小技を紹介するだけのブログです。

Logseqでツイートの内容も検索対象に含めるための記入方法

Logseq検索機能は2種類あります。

  1. 全てのページを対象とする全文検索(ショートカット:Ctrl+K / Cmd+K
  2. 検索を実行する時点で画面上にすでに表示されているコンテンツのみを対象とする検索(ショートカット:Ctrl+F / Cmd+Shift+K

Logseqのツイート埋め込み記法({{tweet ツイートのURL}})でツイートを埋め込むだけだと、そのツイートの内容は、Logseqの全文検索における検索対象には入りません。

全文検索においてツイートの内容も検索対象に含めるための書き方が、めモらンだム・ヤードさんの記事にて紹介されています。これを少し改変したバージョンを紹介します。*1


〈目次〉


書き方

Logseqで次のように書きます。
書く位置は行頭か、もしくは半角スペースの直後とします。

<template>(ツイートの内容をテキストで書く)</template>{{tweet ツイートのURL}}

そうすると、Logseqの画面上では、<template></template>に挟まれた部分は見えなくなりますが、検索対象には入るようになります。かつ、{{tweet ツイートのURL}}として埋め込まれたツイートは見えなくはならず、普通に読めます。

なお、templateタグの代わりにHTMLのコメントタグ(<!---->)を使用したこちらの形でも、機能的には同じになるようです。

<!--(ツイートの内容をテキストで書く)-->{{tweet ツイートのURL}}

サンプル

Logseqへの記入内容

このサンプルでは、<template></template>の間に、ツイートの本文・投稿日時・ツイートのURLを記入しています。その後ろは{{tweet ツイートのURL}}です。

<template>@_to_ti: ✏️数学は考えるな、感じろ…👽

中川学『中学3年間の数学をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』

多摩川の愉快な兄弟が繰り広げる数学コント👬

6時間目は「空間図形」。円錐の表面積の計算とか、皆さん覚えてますか…?

https://t.co/2ZBJBwOsub https://t.co/yB2uLwPQtz July 19, 2022 at 06:36PM https://twitter.com/_to_ti/status/1549327390949593088</template>{{tweet https://twitter.com/_to_ti/status/1549327390949593088}}

Logseqでの見え方

Logseqの画面上では{{tweet ツイートのURL}}の部分だけが見えます。


(ツイートの出典:https://twitter.com/_to_ti/status/1549327390949593088

<template></template>の間に書き込んでおいた語句をLogseqで検索すると、このようにヒットします。

備考(1)

Logseqの画面上で、上掲の書き方で記入したツイートが含まれている行にカーソルを置いている間だけは、<template>タグに挟まれた部分が見えるようになり、かつ、埋め込まれたツイートのほうは見えなくなります。これはLogseqの仕様です。

備考(2)

上掲のめモらンだム・ヤードさんの記事で紹介されている書き方との違いは、<template>タグを前に置き、ツイート埋め込み記法を後ろに置いていることです。
<template>タグを後ろにすると、<template>タグに挟まれた部分に改行がある場合には正しい表示結果にならない(Logseqの画面上で見えてしまう)ので、ここでは<template>タグを前にしています。<template>タグを前にすれば、改行が含まれていてもLogseqの画面上では見えなくなります。

*1:元のツイートが削除された場合にも、そのツイートの内容がLogseq内にテキストとして残るようになるので、「ツイ消し」対策としても使えます。

Apple Watchの「ショートカット」アプリに表示されたショートカットの並び順を変える方法

Apple Watchの「ショートカット」アプリでこのように縦に並んでいるショートカットの並び順を変える方法です。

Apple Watchとペアリング済みのiPhoneで「ショートカット」アプリを開き、Apple Watchで最上段に置きたいショートカットの右上の「…」アイコンをタップ。

次の画面で、右上の設定アイコンをタップ。


(右上の青い丸のアイコン)

次の画面で、「Apple Watchに表示」の右にあるスライド式スイッチを一旦オフにしてから再度オンにして、右上の「完了』をタップ。

そして右上の×のアイコンをタップして、ショートカットの設定画面を閉じる。

そこまで済めば、iPhoneの「ショートカット」アプリは閉じてもかまいません。

このように操作したショートカットが、Apple Watchのショートカットアプリ内で最上段に配置されます。
これを繰り返すことで、順番を替えていくことができます。

なお、iPhoneApple Watchの接続具合によっては、順番が反映されるまで少し時間がかかる可能性があります(数分以内には反映されると思います)。


ウェブページのタイトル・URL・選択範囲のテキストをLogseq貼り付け用に整形するブックマークレット

ブラウザで開いたウェブページのタイトル・URLと、そのページ上で選択したテキストを、Logseqに貼り付ける形に整形するブックマークレットを作りました。


〈目次〉


サンプル


(「(社説)骨太の方針 防衛費の膨張が心配だ:朝日新聞デジタル」のページからLogseqに貼り付けた例)

このように、1行目はコピー元のウェブページへのリンクとなり、選択範囲のテキストは2行目以降に引用形式で(1行目の下位項目として)貼り付けられます。
コピー元に空行や段落変更がある箇所では、その位置に空行が入ります(※空行を作らないタイプもあります)。

使用環境と必要なもの

  • デスクトップ版のLogseqアプリの、バージョン0.8.1.7以上が必要です。*1*2

ブックマークレットの使い方

ブックマークレットの登録

このJavaScriptのコードをブラウザのブックマークとして登録しておきます。*4

コピー元に空行や段落変更がある箇所でも空行を作らないバージョンはこちら↓です。

コピーの手順

ブラウザでウェブページを閲覧中に、そのウェブページに載っている「Logseqに貼り付けたいテキスト」をマウス等で選択したうえで、上掲のブックマークを実行すると、ウェブページのタイトル・URL・選択範囲のテキストを、このようなフォーマットでブラウザの新しいタブに表示します。

[タイトル](URL)
    - >選択範囲のテキスト(改行)
    - >選択範囲のテキスト(改行)
        ︙

これをブラウザからコピーします。

貼り付けの手順

貼り付けの手順は、Logseqアプリのバージョン及びPCのOSに応じて変則的ですので、1つに絞ることができません(2023/03/31現在)。
下記の記事で紹介している4つの手順のうち、ご自身の使用環境において正しく貼り付けることができる手順を選んで使って下さい。*5

実行例


(「(社説)骨太の方針 防衛費の膨張が心配だ:朝日新聞デジタル」にてページ上のテキストを選択)


(ブラウザの新しいタブに、上掲のフォーマットで出力される。これをコピーしてLogseqアプリの任意の位置に貼り付ける)


(Logseqでの表示)

*1:厳密には、もう少し旧いバージョンでもよいかもしれませんが、筆者が動作確認をできているのはバージョン0.8.1.7からです。

*2:バージョン0.7.1以降から0.8.18のバージョンで使用したい場合は、Paste Moreというプラグインを併用する必要があります。

*3:通常の"CTRL + V"というショートカットキーで貼り付けると、正しい結果になりません。

*4:JavaScriptに詳しい方が見れば無駄の多いコードだろうと思いますが、ご容赦ください。

*5:このリンク先の記事はDynalistに関する説明という体裁になっていますが、Dynalist以外から貼り付ける場合にもそのまま当てはめることができます。

Dynalistの内容をLogseq(デスクトップ版)にコピー&ペーストできない場合の対処法

〈ご注意〉

Logseqのバージョン0.9.0以降においては、この記事で紹介している対処法のうちの幾つかが通用しない可能性があります。*1


Logseq(デスクトップ版)のバージョン0.7.1以降では、Dynalistのエクスポート画面からエクスポートした内容をLogseqのページ上に直接貼り付けると、"Block Render Error"というエラーが出たり、元の階層構造が正しく再現されなかったり、ソースコード用の書式が勝手に適用されたりしてしまいます。*2

この問題を回避し、元の階層構造を再現した形で・余分な書式も付けずにLogseqに貼り付ける方法を紹介します。


〈目次〉


すべての方法に共通の注意点

Dynalistからエクスポート(=コピー)した内容をLogseqに貼り付けようとする際は、Dynalistにおけるエクスポート画面において、フォーマットとして「Plain text」かつ「Dashes」を選択してからコピーする必要があります。


(中央上部で「Plain text」を、右下で「Dashes」を選択する)

4つの対処法

対処法1(Windows PCのみで可能)

この方法はLogseqのバージョン0.9.1で使用できることを確認済みです(2023/03/31現在)。

Windows PCの場合、SnipDoというアプリをWindowsにインストールし、このアプリの“Insertion Extension”として用意されている“Paste Plain Text”をインストールして、このExtension経由でLogseqに貼り付けることで、元通りの階層構造が再現できます。インストールと使い方の詳細は下記のツイート(2個)をお読み下さい。

なお、mac OSにおいては、SnipDoに相当するアプリとしてPopClipというものがあるそうですが、この対処法と同様の使い方ができるかどうかは不明です。

対処法2:Markdownファイルに貼り付ける

この方法はLogseqのバージョンにかかわらず使用できます。

Logseqアプリにおいて貼り付けたいページを開き(=貼り付けたいページのタイトルをマウスでクリックして、そのページだけが開いている状態にして)、Logseqアプリの右上ののアイコンをクリックして現れるメニューの中から「デフォルトのアプリで開く」をクリック。すると、そのページがMarkdown形式で開かれます。


Markdown形式のファイルは通常はテキストエディタで開かれます)

開かれたMarkdownファイルにおいて、任意の貼り付けたい位置に貼り付けます。すると、貼り付けた内容はLogseqに反映されます。
すぐに反映されていない場合は、LogseqアプリでCtrl + Rのショートカットキーを押せば(=再読み込みをすれば)反映されるはずです。

対処法3:"CTRL + SHIFT + V"で貼り付ける

必要なもの
  • デスクトップ版のLogseqアプリの、バージョン0.8.1.7以上が必要です。*3

  • CTRL + SHIFT + VWindowsの場合)というショートカットキーを押す必要があるので、それができるキーボードを使える必要があります。*4
    MacLinuxでのショートカットキーは未確認ですが、Cmd + SHIFT +VMacの場合)などではないかと思われます。

コピー&ペーストの手順

DynalistからLogseqへコピー&ペーストしたい内容を、DynalistのExport機能でエクスポートするとき、フォーマットとして“Plain text”かつ“Dashes”を選びます。

Logseqアプリにおいて貼り付けたい位置にカーソル(キャレット)を置き、CTRL + SHIFT + VWindowsの場合)というショートカットキーを押せば、元の階層構造が再現された状態で貼り付けられます。

対処法4:Logseqのプラグイン“Paste More”を使う

必要なもの
  • ショートカットキーを押すことができるキーボードを使える必要があります。
プラグインのインストールとショートカットキーの設定

デスクトップ版のLogseqの右上にあるのアイコンをクリックして開くメニューの中の「プラグイン」をクリックすると、このような画面が開きます。

中央上部の「マーケットプレース」をクリックし、かつ左上のところで「プラグイン」を選択したうえで、検索フォームにpaste moreと入力すると、プラグイン"Paste More”がヒットするので、灰色の四角形の右下にある「インストール」の文字をクリックして、これをインストールします。

インストールされたら、同じ画面で中央上部の「インストール済」を選択すると、そこに“Paste More”が表示されているので、左下の歯車アイコンをクリックして「設定を開く」をクリック。

“Paste More”の設定画面が開きます。

とりあえずは、外部からコピーした内容をLogseqにペーストするときに使用する専用のショートカットキーを指定するだけでよいと思います。
上から3番目の入力欄がそれで、デフォルトではmod+ctrl+shift+vと記入されていると思います。
Windowsの場合、そのままでもCtrl+Shift+Vとして機能するようです。
私はmod+の部分は消しておきました。

設定できたら、右上の×を押します。

コピー&ペーストの手順

DynalistからLogseqへコピー&ペーストしたい内容を、DynalistのExport機能でエクスポートするとき、フォーマットとして“Plain text”かつ“Dashes”を選びます。*5

Logseqアプリにおいて貼り付けたい位置にカーソル(キャレット)を置き、上掲の設定画面で設定したショートカットキーを押すと貼り付けられます。

以上です。

補遺(1)

本記事には含めませんでしたが、同様の用途で使えるLogseqプラグインがもう1つあります。
こちらは全体の手順が煩雑になりそうなので、あまりお奨めしません。

*1:その直前のバージョン(0.8.18)には通用することを確認済みです(2023/03/29現在)。

*2:エクスポート元(コピー元)がDynalistである場合に限らず、一般的に、階層構造をもつ複数行のテキストをLogseqに貼り付けるとこのような問題が起きるのだろうと思われます。

*3:厳密には、もう少し旧いバージョンでもよいかもしれませんが、筆者が動作確認をできているのはバージョン0.8.1.7からです。

*4:通常の"CTRL + V"というショートカットキーで貼り付けると、正しい結果になりません。

*5:エクスポート元がDynalist以外であっても、基本的にはこのフォーマットに従っていれば大丈夫なのだろうと思います。