小技チョコレート

ちょっとした小技を紹介するだけのブログです。

Speed Wi-Fi HOME L01sとRakuten UN-LIMIT Vのパートナー回線との相性を調べる

Huawei製の据置型ルーターSpeed Wi-Fi HOME L01sに、Rakuten UN-LIMIT VSIMカードを挿して、パートナー回線(au回線)に接続できるか調べてみました。

結論から申しますと、接続できます。

設定

L01sの全般的な設定の仕方は、こちらの動画やブログ記事で詳しく解説されています。これらに倣いました(L01sとL01は同メーカーの別機種ですが、設定の仕方は流用できます)。
ただし、APNの設定(L01sの設定画面では「プロファイル設定」に相当する部分)については、後述のとおりに行いました。

APNの設定(プロファイル設定)

L01sの設定画面の「プロファイル設定」のページを開き、左下のほうにある「新規」のボタンを押します。

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右側の入力欄4つが空欄になるので、そこへ後述のように入力していきます。

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「プロファイル名」の欄には、自由に名前を入力します。
楽天モバイルのAPNは、公式サイトによればrakuten.jpです。これを、「APN(接続先情報)」の欄に記入します。
「ユーザー名」と「パスワード」は空欄のままにしました。
「認証タイプ」はCHAPのままとし、「IPタイプ」はIPv4 & IPv6のままとします。

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そのように記入したら、ページ下段中央にある「保存」ボタンを押します。

設定は以上です。

速度

2020年11月30日の14時台、四国地方の都市の郊外(パートナー回線エリア)における数値です。

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Microsoft IMEのユーザー辞書にインポートするためのテキストファイルの作り方とインポートの手順

Microsoft IMEのユーザー辞書は、テキストファイルからのインポート(一括登録)をする機能があります。
その機能を使ってインポートをするためのテキストファイルの作り方と、インポートの仕方を紹介します。


〈目次〉


必要なもの

テキストファイルの作り方

下記のフォーマットでテキストファイルを作ります。

  • 登録したい語句を、読み 語句 品詞という順番で、1行に1組ずつ書く。
    • 読み語句品詞のそれぞれの間は〈タブ1個〉で区切る(=Tabキーを1回押す)。
    • 品詞として記入できる文字列は、Microsoft IME「単語の登録」という画面において選択候補として用意されている品詞のみ(その一覧(1), その一覧(2))に限られます。*1*2
      • その他の文字列を品詞として記入していると、正しく登録できません。
      • テキストファイルの中で、それぞれの語句の品詞を正確に指定することは必須ではありませんが、品詞を無指定にすることはできません

そのフォーマットで作成すると、このようなファイルができます(例)。


(各行は左から、読み語句品詞の順。それぞれの間はTab1個で区切られている)

このファイルを、文字コードを“UCS-2 LE BOM”として保存します。
ファイルの拡張子は.txtとします。

このテキストファイル作成にNotepad++を使う場合なら、「エンコード」メニューから“UCS-2 LE BOM”を選んでから保存すれば、文字コードが“UCS-2 LE BOM”になります。

Microsoft IMEに一括登録する手順

Windows 10の場合

OSがWindows10の場合の手順を示します。

Windowsの設定画面で、検索フォームにimeと入力し、そこに表示された「日本語IMEの設定」を選択。

"Microsoft IME"というタイトルの画面に変わるので、その中の「学習と辞書」をクリック。

「学習と辞書」というタイトルの画面に変わるので、その中の「ユーザー辞書ツールを開く」をクリック。

Microsoft IME ユーザー辞書ツール」が開きます。

「ツール」メニューを開き「テキスト ファイルからの登録」をクリック。

テキストファイルを選ぶ画面が開きます。登録したいテキストファイルをここで選択すると、その内容がユーザー辞書に登録(インポート)されます。

正しく登録できた個数と、登録を失敗した個数が、このように表示されます。*3

以上です。

Windows 11の場合

OSがWindows 11の場合の手順を示します。

Windowsで使用するIMEMicrosoft IMEにしたうえで、Windowsツールバーの右端のほうにある「あ」または「カ」または「A」のアイコンをマウスで右クリックすると、このようなメニューが表示されます。この中の「設定」をクリック。


(○の中にJが描いてあるこのアイコンがツールバーに表示されていれば、Microsoft IMEが使用されている状態です)

すると、Windowsの設定画面の中にある、Microsoft IMEの設定画面が開きます。
この中の「学習と辞書」をクリック。

すると、次の画面の中央あたりに「ユーザー辞書ツールを開く」というリンクが現れます。これをクリック。

Microsoft IME ユーザー辞書ツール」が開きます。

「ツール」メニューを開き「テキスト ファイルからの登録」をクリック。

テキストファイルを選ぶ画面が開きます。登録したいテキストファイルをここで選択すると、その内容がユーザー辞書に登録(インポート)されます。

正しく登録できた個数と、登録を失敗した個数が、このように表示されます。*4

以上です。

*1:「単語の登録」という画面を開くには、Microsoft IMEを利用しているときにWindowsのタスクバーに表示されている「あ」または「カ」または「A」のアイコンをマウスで右クリックして出てくるメニューの中の「単語の追加」をクリックします。

*2:人名に関しては、苗字のみを意味する「姓」や、名のみを意味する「名」も、品詞として記入できます。

*3:登録に失敗した語句があるときは、この画面からエラーログを出力してそれを閲覧すれば、それぞれの語句に対するエラーの内容が読めます。

*4:登録に失敗した語句があるときは、この画面からエラーログを出力してそれを閲覧すれば、それぞれの語句に対するエラーの内容が読めます。

Googleフォトが「Wi-Fi 接続の待機中」でも画像をバックアップする方法

Android端末/iOS端末をWi-Fiに接続できていても、その端末のGoogleフォトアプリが「Wi-Fi 接続の待機中」という表示を出している場合があります。
この「Wi-Fi 接続の待機中」という表示が出ているときは、その端末の中にある画像(写真など)を、Wi-Fi経由でGoogleフォトのクラウドに自動でバックアップすることはできていません。

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GoogleフォトのAndroidアプリの場合。右上のアイコンをタップすると出てくる白い画面の上のほうに「Wi-Fi 接続の待機中」とある)

このような場合に、GoogleフォトのクラウドWi-Fi経由でバックアップさせる方法を紹介します。

注意点

  • この記事を書くために使用したGoogleフォトアプリはAndroid版のバージョン5.19.0.342164060(2020年11月23日時点の最新版)です。他のバージョンでは挙動が異なっている可能性があることをご留意ください。
  • この記事で紹介している手順は、〈当該の端末をWi-Fiに接続できているけれども、Googleフォトのアプリは『Wi-Fi 接続の待機中』という表示を出している〉という状態のときに、Wi-Fi経由でバックアップを実行させるための手順です。
    • 当該の端末が本当にWi-Fiに接続できていない場合は、この記事で紹介している手順を実行しても、バックアップされません
  • Googleフォトの設定画面で「モバイルデータ通信を使用してバックアップ」をオフにしている場合に、この記事で紹介している手順を実行しても、モバイルデータ通信は使用されません。*1

手順

Googleフォトのアプリの右上にあるアイコン(自分のGoogleアカウントのアイコン)をタップすると出てくる白い画面の上のほうに「Wi-Fi 接続の待機中」とあるので、ここをタップします。

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すると、その端末の中にある、バックアップされていない画像(=バックアップ対象のフォルダに入っており、まだバックアップされていない画像)が列挙されている画面に変わります。その画面で、バックアップしたい画像を選択し、右上にある「バックアップ」をタップすると、バックアップが開始します。

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(画像を一枚選択した状態。複数選択も可能。右上の「バックアップ」をタップするとバックアップされる)

バックアップが済んだ画像の右下には、雲の中にチェックマーク(✓)が描かれたアイコンが表示されます。

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以上です。

*1:Wi-Fiに接続できており、Googleフォトアプリが「Wi-Fi 接続の待機中」を表示している状態で、端末のモバイルデータ通信をオフにしても、この記事で紹介している手順をとるとバックアップが成功することを確認済みです。

ColorOS 7.1におけるミュート/サイレントモード/サイレントスイッチとは何か

OPPOのColorOS 7.1の設定画面において、「ミュート」または「サイレント」という名が付いている項目(機能)が計3つあります。

  • 「ミュート」
  • 「サイレントスイッチ選択時に振動」
  • 「サイレントモード」

この3つがどういうものなのかが不明瞭だなと思っていたのですが、OPPOの公式情報による明確な説明は見当たりませんので、自分で端末の挙動を見たうえで、下記のように結論づけました。
使用した端末はOPPO A5 2020 楽天モバイル版です。ColorOSは2020年11月22日時点での最新版(V7.1)にアップデート済みの状態です。


〈目次〉


「ミュート」と「サイレントモード」は同じものではない

「ミュート」と「サイレントモード」は同じものではなく、互いに別のものです。
別のものなので、「消される音」と「消される振動」が、それぞれに異なります。
なおかつ、「ミュート」と「サイレントモード」は、各々を独立にオンオフさせることができます。*1

「ミュート」と「サイレントモード」の各々をオンにしている間に消える音と振動

表にしてみました。 「ミュート」と「サイレントモード」の各々をオンにしている間に消える音や振動を、表中で「なし」と示してあります。*2

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なお、表中の「システムフィードバック(音)」とは、端末がユーザーの操作に反応して出す下記の5つの音のことです。設定画面の中の「サウンドとバイブ」のところに列挙されています。

「サイレントスイッチ選択時」とは「ミュートをオンにしている間」を意味する

端末の設定画面の中の「サウンドとバイブ」のところに、「サイレントスイッチ選択時に振動」という項目があります。

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この「サイレントスイッチ選択時に振動」というのは〈「ミュート」をオンにしている間に着信や通知があれば振動する〉という意味であるようです。*3

ですので、上にも載せてあるこの表で「ミュート」の列にて「あり/なし選択可」となっている2つの振動(=着信の振動、通知の振動)の有無は、この「サイレントスイッチ選択時に振動」をオンオフすることによって切り替えます。

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「サイレントスイッチ選択時」とは「サイレントモードをオンにしている間」のことではない

「着信で振動」および「サイレントスイッチ選択時に振動する」の2つをオンにして、かつ「サイレントモード」をオンにしたうえで電話を着信させてみると、振動しません。このことから、「サイレントスイッチ選択時」とは「サイレントモードをオンにしている間」を意味していないことが分かります。

(備考)OSのバージョンやキャリアが異なるOPPO製端末の取扱説明書は参考にならない可能性がある

ワイモバイルがOPPO Reno3 A(ワイモバイル版)について公開しているマニュアルにおいては、〈ミュート=サイレントモード=サイレントスイッチ選択時〉という同義の関係が読解できますが、少なくともColorOS 7.1のOPPO A5 2020 楽天モバイル版においては、このような同義の関係にはありません
同じOPPOの端末であっても、ColorOSのバージョンやキャリアごとに、同じ機能名を様々な異なる意味(=異なる機能)に割り当てているのかもしれませんので、取扱説明書の流用は混乱の原因になるかもしれません。

*1:「ミュート」のオンオフは、設定画面の中の「サウンドとバイブ」の画面からできます。「サイレントモード」のオンオフは、設定画面の中の「サイレントモード」の画面からできます。また、画面の上部からスワイプすると出てくる「通知センター」のアイコンをタップすることでもオンオフできます。

*2:ただし、「サイレントモード」での着信音については、「同じ番号から3分以内にあった2回目の着信」については着信音を鳴らすように指定することもできるそうです。

*3:このことは、次の状態で着信させてみることで推察できます。「着信で振動」と「ミュート」をオンにして、かつ「サイレントスイッチ選択時に振動」をオフにした状態で着信させてみると振動しませんから、「サイレントスイッチ選択時」とは「ミュートをオンにしている間」を意味していると考えられます。ただし、タッチ操作に反応して振動する機能(機能名は「タッチ操作バイブ」)は、これだけではオフになりません。