スマートフォン・タブレットのスクリーンショット画像をEvernoteに自動で保存する方法


〈目次〉


IFTTTのアプリを使う方法

スマートフォンタブレットで撮ったスクリーンショット画像を自動でEvernoteに保存するためには、端末にIFTTTのアプリ(iOS版Android版)をインストールしたうえで、IFTTTの設定(iOS版Android版)を適用すればOKです。

なお、その方法がうまくいかなかった場合の代替として、下記のような方法もあります。IFTTTのアプリは使いませんが、IFTTTの機能そのものを利用します。

IFTTTのアプリを使わない方法

ここからはAndroid端末の場合を示しますが、iOS端末でもこれと同じ状態を実現できると思います。

処理の流れと特徴など

スクリーンショットを撮ってからEvernoteに保存されるまでの流れは下記の1〜4のようになっています。

  1. Androidタブレットスマホスクリーンショットを撮る。
  2. その画像が、そのタブレットスマホに保存される。
  3. その画像が、Dropboxに自動でアップロードされる。
  4. Evernoteにおいて、その画像を本文に貼り付けたノートが自動で作成される。

このうち、3には、Android端末の内部フォルダとDropboxを同期するためのAndroidアプリが必要です。4にはIFTTTのアカウントが必要です。DropboxEvernoteのアカウントも、もちろん必要です。

1〜4の全体を通じて、通信料以外の費用はかかりません。3で使う同期アプリ、3と4で使うIFTTT、DropboxEvernoteのいずれも無料版の機能のみで充分です。ただし、DropboxEvernoteの無料版でアップロードできる上限サイズを超える量のファイルを保存するときは有料版が必要でしょう。

4でEvernoteに作成されるノートは、画像1個あたりノート1個という構成になります。ノートの題名、タグ、保存先ノートブックの名前などは適宜設定できます。

スクリーンショットを撮ってからEvernoteに保存されるまでのタイムラグは、上記の2〜3の間の画像転送を行う同期アプリの同期間隔(後述のDropsyncなら5分ごと〜24時間ごとの9段階で設定可能)と、上記3〜4を行うIFTTTの実行間隔(おそらく数分に1回くらいだが、正確な間隔は未確認)に依存します。

設定を始める前に

IFTTTとDropboxEvernoteのアカウントを持っていない場合は、それぞれのアカウントを作ってください。この記事では、これらのアカウント作成方法の説明は割愛します。

手順1:スクリーンショットを保存するフォルダをDropboxに作る

Dropboxは、個々のスクリーンショット画像がAndroid端末からEvernoteに届くまでの一連の経路の途中にあたる「画像の一時保存場所」です。この用途に使うためのフォルダをDropbox内に1個だけ作ります。フォルダの数が1個に限られるのは、後述の同期アプリとの兼ね合いのためです。

ここでは、Android版のDropboxアプリを使って、自分のDropboxアカウントの一番上位の階層にフォルダを作成する場合の手順を示します。

Android版のDropboxアプリで、自分のDropboxの一番上位の階層を表示し、画面右下の丸い「+」をクリックします。

画面に白いウィンドウが出てきます。この中の「フォルダの新規作成」をクリック。

すると、作成するフォルダの名前を尋ねられるので、名前を入力します。ここでは、screenshotという名前を入力しています。後述するIFTTTとの兼ね合いがありますので、フォルダ名はscreenshotというこの名前をそのまま使用するのをお薦めします。「作成」をクリックするとフォルダが作成されます。

手順2:IFTTTでDropboxEvernoteを繋ぐ

IFTTTは、上記の「処理の流れ」というセクションの3〜4の部分を実現するためのものです。

WebブラウザでIFTTTにSign in(ログイン)したうえで、 このIFTTTレシピを開きます。これは、上記の3〜4を実現するために筆者が作ったIFTTTの「レシピ」です(レシピとは?)。

上記のレシピをWebブラウザで開き、下の方にスクロールしていくと、

このように、"Connect this channel first."というメッセージと"Connect"という青いボタンが表示される場合があります。自分のDropboxEvernoteをIFTTTに連携させたことが過去にない場合は、必ずこれが表示されるでしょう。これは、自分のDropboxEvernoteの内容を読み取る権限や、内容に書き込みをしたりする権限をIFTTTに対して与える手続きをIFTTTが要求している、という趣旨のメッセージです。このメッセージが出たら、上記の画像にある"Connect"という青いボタンを押して開く画面の指示に従って、DropboxEvernoteをIFTTTに"Connect"(連携させること)をしてください。この部分は、この記事の本筋から外れますので詳しい説明は割愛します。

DropboxEvernoteをIFTTTに"Connect"させると、上述のIFTTTレシピの画面中央にある"Add"というボタンが下記の画像のように青色に変わりますので、それを押しましょう。

”Add”ボタンが青色に変わったら押す。

ここまでの設定によって、〈自分のDropbox内の一番上位の階層にあるscreenshotという名前のフォルダに画像がアップロードされると、それを本文に貼り付けたノートが自動でEvernoteに作成される〉という状態ができあがりました。あとは、後述のように、スクリーンショット画像をAndroid端末からDropboxへ自動でコピーするための設定をすませれば、設定そのものは完成です。

手順3:スクリーンショット画像をAndroid端末からDropboxへ自動でコピーするためのアプリを設定する

Android端末で撮ったスクリーンショット画像を自動でDropboxにアップロード(コピー)できる状態にするために、DropsyncというAndroidアプリをインストールします。Google Playストアからインストールして下さい。同様の機能がある他のアプリでも代用できます。

Dropsyncをインストールして起動し、最初の画面の指示に従って自分のDropboxアカウントと接続したうえで、スクリーンショット画像のコピー元フォルダとコピー先フォルダ(Dropbox内のフォルダ)のペアを下記のように指定します。

筆者のタブレットでは、スクリーンショット画像が保存される内部フォルダ(コピー元フォルダ)のパス(位置)は上記のとおり /strage/emulated/0/Screenshots となっています。このパスは、タブレットスマホの機種やAndroidのバージョンによって違っているかもしれません。

そして、「Dropbox内のリモートフォルダ」というのがスクリーンショット画像のコピー先フォルダですから、この欄には、上述の手順1で作成したフォルダを指定します。つまり、上記の画像のように、Dropbox内の一番上位の階層にあるscreenshotという名前のフォルダを指定します。

「同期の方法」は双方向または「アップロードのみ」や「アップロードしたあと削除」がよいでしょう。「同期有効化済み」の欄はオンにしておき、保存ボタンを押します。

次に、Dropsyncの画面で「同期済みのフォルダ」というタブを表示し、「自動同期を有効にする」という欄がオンになっていることを確認しておきます。

そして、Dropsyncの画面右上の「︙」という形のボタンから設定画面を開きます。

この設定画面に色々な設定項目がありますが、重要なのは「自動同期の間隔」という項目です。これは、スクリーンショット画像をDropboxへ自動コピーする時間間隔のことですから、間隔が大きすぎると不便なので、適切な間隔を選びます。5分ごと〜24時間ごとまでの9段階から選べます。

その他の設定項目として、Wi-Fiがオンであるときにだけ同期を有効にするかどうか、アップロードする個々のファイルの最大サイズを何MBに制限するか、などといった項目があります。これらの項目も、自分のAndroid端末の使用環境に合わせて変更が必要かもしれませんので、一通り目を通しておいたほうがよさそうです。

ここまでの手順を済ませれば、全体の設定そのものは完成です。

動作テストをしてみる

Android端末で撮ったスクリーンショット画像が、設定どおりにEvernoteに保存されるか確認するために、動作のテストをしてみます。

2016年5月18日の12時40分に、筆者のAndroid端末のWebブラウザで「はてなブックマーク」のトップページを開いた状態の画面をスクリーンショットとして撮りました。筆者のDropsyncの自動同期の間隔は「15分」としてありますが、このスクリーンショット画像は、端末内に保存されてから約1分後にはDropboxにアップロードされました(下記の同期履歴を参照)。

そして、Evernoteに自動でノートが作られたのは12時43分でした。スクリーンショットを撮ってから約3分で一連の処理が完了したことになります。

Evernoteに作られたノートを開いてみます。

ノートの題名は"Screenshot on 〈日時〉"となっています。この〈日時〉はDropboxに画像が保存された日時ですが、後述のカスタマイズを施せば、題名のスタイルは変更できます。スクリーンショットを撮った正確な時刻は画像のファイル名に含まれているでしょうから、画像のファイル名をノートの題名に書き込むスタイルのほうが便利かもしれませんし、それも自動でできます。

ノートの本文には、もともとAndroid端末の内部フォルダに保存されたスクリーンショット画像が自動で貼り付けられています。ノート1個あたり、画像は1個です。

ノートが含まれるノートブックの名前は"Screenshot"となっています。ノートに付けられるタグも"Screenshot"です。ノートブックの名前とタグも、後述のカスタマイズで変更できます。

カスタマイズ

Evernoteでのノートの題名や、ノートブックの名前、タグ、Dropboxでのフォルダなどをカスタマイズ(変更)したい場合は、Webブラウザで https://ifttt.com/myrecipes/personal を開き、鉛筆のアイコンをクリックして開く設定画面からIFTTTのレシピをカスタマイズします。

画面右の鉛筆アイコンをクリックすると、カスタマイズの画面が開きます。下記のような画面です。


Subfolder nameというのは、Dropboxスクリーンショット画像の保存(およびEvernoteへ画像を引き渡すこと)のために使うフォルダですから、上述の手順3でDropsyncに設定したフォルダと同じになっていなければなりません。もし片方を変更する場合は、他方もそれに連動して変更する必要があります。

TitleというのはEvernoteでのノートの題名です。Image URLはスクリーンショット画像のURL(これはDropbox内での各画像ファイルのURLに相当します)、NotebookはEvernoteでのノートブックの名前、Tagsはノートに付けられるタグです。Title、Notebook、Tagsという三つのカスタマイズ項目の各々に、色々な値(日時やファイル名など)や文字を入力したり空白にしたりすることができます。Tagsは複数にすることも可能ですし、NotebookとTagsは空白にしてもかまいません。どの項目にどんな値を入力できるのか、といった詳しい情報はIFTTTの使い方ガイドなどで調べてみてください。

Evernoteへの保存を停止、または停止後に再開するには

スクリーンショット画像をEvernoteに保存することを止めるには、次の二つのうちのどちらかを実行します。一つは、Dropsyncによる同期(自動コピー)を止めること。これはDropsyncの設定画面からすぐにできます。もう一つは、IFTTTのレシピを停止することです。IFTTTのレシピを停止するには、Webブラウザで https://ifttt.com/myrecipes/personal を開いて、鉛筆のアイコンをクリックして開く画面で"Turn off"のボタンを押します。

画面右の鉛筆アイコンを押して開く画面で、

灰色のボタンが5つ並んでいるうちの左上に"Turn off"があります。これを押せば、Evernoteでのノート作成(スクリーンショット画像の、Evernoteでの保存)が停止します。

停止中は、このボタンは"Turn on"という表示になっているでしょう。Evernoteへの保存を再開したいときは、その"Turn on"ボタンを押せば再開します。その際もちろん、Dropsyncによる同期(Android端末からDropboxへの自動コピー)も正しく機能する状態になっている必要があります。

ちなみに、PCのWebブラウザで https://ifttt.com/myrecipes/personal を開いた場合は、上述の"Turn off"ボタンの位置が若干違っています(下記参照)。

PCのWebブラウザで開いたときは、画面右の灰色の四角形が四つ並んでいるうちの左端に"Turn off"があります。電源ボタンの形のアイコンです。

備考

この記事でIFTTTを利用している部分はYahoo! JapanmyThingsというアプリでも代用できるかもしれません。myThingsは設定画面などが全て日本語ですから、IFTTTより使いやすいかもしれません。

同様に、この記事でDropboxを利用している部分はGoogle Driveでも代用できると思います。Google Driveの無料版の保存容量はDropboxの七倍くらいありますから、Google Driveのほうが気兼ねなく使えそうです。また、Dropsyncと同じように同期を行うAndroidアプリも他のものがありますので、ご自分の使いやすいアプリやサービスを探してみられてください。