スクリーンショットの撮影と編集をできるソフトには、最低限これくらいの機能が欲しい、というものがあります。私見にすぎませんがそれはこの6点です。
- GUIが使える。
- スクリーンショットを撮る範囲をマウスで選択できる。
- 撮影したスクリーンショットを編集できる。
- 矢印、線、四角形などを、任意の色や太さで描くことができる。
- モザイクを掛けることができる。
- 撮影の実行を遅らせることができる(「何秒後に撮影」という操作ができる)。
筆者の知る限り、これを満たすLinux用のソフトはこちらの4つです。
Linuxのデスクトップ環境がCinnamonのとき、パネル(Windowsの場合のタスクバーに相当するもの)に表示されている文字のフォントを変える方法を紹介します。
(赤線部分のように、パネルに直接載っている文字のフォントを変えます)
ただし、パネルに設置したアプレットのメニュー画面(例)のフォントは、この方法では変更できません。変更できるのは、パネルに直接載っている文字だけです。
システム設定の中にある「テーマ」を開き、
その画面の一番下の「デスクトップ」の項目に表示されているものが、その時点でパネルに適用されているテーマなので、その名前をメモしておきます(下記の画像の場合なら"Adapta-Nokto-Eta"がテーマの名前)。
~/.themes/(テーマの名前)/cinnamon/cinnamon.css
というファイルをテキストエディタで開きます。上掲の例なら~/.themes/Adapta-Nokto-Eta/cinnamon/cinnamon.css
を開くことになります。*1
そのファイルの中で#panel
というセレクタがある行を探し、下記の赤線部分のように、適用したいフォントを書き加えて保存。
そしてログオフまたは再起動をすれば、ここで書き加えたフォントがパネルに適用されます。
クリップボードマネージャには、最低限これくらいの機能が欲しい、というものがあります。私見では、それはこちらの5点です。
筆者の知る限り、これを満たすLinux用のクリップボードマネージャはClipitとParcelliteの2つです。*1*2
また、独立したクリップボードマネージャではありませんが、Fcitxのアドオンも上掲の5条件を満たす機能を持っています。
Fcitxの設定画面の「アドオン」のタブで“Clipboard"を選択して「設定」ボタンを押すと、クリップボードの保存件数やホットキーを指定するウィンドウが開きます。
(Fcitxの設定画面)
(アドオンの設定画面)
上掲の5条件のうち、数字キーでの選択のみができないソフトとしてはDiodonがあります。
筆者のLinux(Manjaro Linux Cinnamonバージョン、2019年6月下旬時点の最新版)では、VLC(VLC Media Player)のバージョン3.0.7以降でDVDやMP4ファイルが再生できなくなっているようでした。
VLCのバージョンを3.0.6.9までダウングレードすれば、再生できるようになりました。
Arch Linux系の場合は、ダウングレードをするにはdowngraderというソフトを使う方法が便利なので、その方法を下記の通り紹介しておきます。
downgraderをインストールし、端末でdowngrader vlc
と実行。ダウングレード可能なバージョンが一覧で表示されるので、どれか1つを選んでその行頭にある番号を入力し、Enterキーを押し、Linuxのログインパスワードを入力。これだけです。
(downgraderでvlcをダウングレードする際の端末の状態)