小技チョコレート

ちょっとした小技を紹介するだけのブログです。

gnome-screenshotで撮ったスクリーンショットの保存先フォルダを変更する方法

GNOMEにデフォルトで搭載されているgnome-screenshotというソフトで撮ったスクリーンショットの保存先フォルダを変更する方法として、dconfエディターをいじる方法(下記の方法1)がありますが、それだけでは正しく変更されない場合があるようですので、その解決法(方法2)もあわせて紹介します。こちらの記事の抄訳です。

方法1:dconfエディターの設定を変える翻訳元

dconf-editorをインストールし、orggnomegnome-screenshotauto-save-directoryと進み、

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Use default valueのスイッチをオフにして、Custom valueのところに、保存先として指定したいフォルダのパスを記入します。

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方法2:Gnome Shell ExtensionのScreenshot locationsを使用翻訳元

方法2は、デスクトップ環境がGNOMEの場合にのみ使えます。

GNOME Shell ExtensionのScreenshot Locationsをインストール。 GNOMETweaksを起動し、サイドバーの「拡張機能」のところをクリックし、Screenshot locationsの右側にあるスイッチをオンにしたうえで、その隣にある歯車のアイコンをクリック。

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スクリーンショットの保存先フォルダを指定するウィンドウが開くので、上述のdconfエディターに入力したのと同じパスを入力してSaveをクリック。これで完了です。

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記事にするほどでもない小技集(6)


〈目次〉


TwitterのタイムラインにGIFアニメーションが含まれているときにChromeの動作が遅くなる問題の対処法

Chromeのアドレスバーにchrome://flagsと入力して開く画面にて、下記の画像のように“Override software rendering list”の項目を“Enabled”にしてChromeを再起動すると、解決します。Twitter以外のサイトでも、同様に改善するものと思います。

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ただし、この画像にも“WARNING”とあるように、この画面内の機能を利用するうえでの注意書きが示されていますので、ご留意ください。

Manjaro Linuxの起動時にcrondを自動で起動させる方法

こちらWikiこちらのフォーラムによると、端末で

sudo systemctl enable cronie.service

と実行すると、次回のLinuxの起動時以降から、crondが自動で起動するようになります。

uGetで動画のURLをクリップボードにコピーしても自動ダウンロードさせないための設定方法

設定画面の「クリップボード」の項目で、Monitor URL of webisteのチェックを外す。

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Easystrokeでマウスの軌跡の背景に黒い四角形が描かれてしまう場合の対処法

LinuxマウスジェスチャソフトのEasystrokeでマウスの軌跡を描いたときに、軌跡の背景に大きな黒い四角形が描かれることがあるようです。

この問題の対処法はこちらに解説されていますが、それを実行しなくても、Easystrokeの設定画面のMethod to show gesturesのところの選択欄で他の選択肢を選ぶだけで解決するかもしれません。筆者のManjaro LinuxGNOME Edition, 18.0.2)では、XShapeを選ぶと解決しました。*1

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Mozcのプロパティ(設定画面)をマウスを使わずに開く方法

Mozcのプロパティとは、こちらの画面です。

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コマンドライン/usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=config_dialogと実行すれば、この画面が開きます。
その他の画面の開き方についてはこちらを参照。

Windowsへのログイン時にSyncthingを自動起動し、かつコンソール画面やブラウザでの設定画面を出さない方法

Syncthing CoreをインストールしているWindowsにおいて、Windowsへのログイン時にSyncthingを自動起動し、かつコンソール画面やブラウザでの設定画面を出さない方法は、こちらのページの“Start on Login”の節に書かれています。

2.18. Starting Syncthing Automatically — Syncthing v1 documentation

内容をかいつまんで訳すと次のとおりです。

  1. syncthing.exeが置いてあるフォルダにて、syncthing.batというファイル名のファイルを作る。
  2. syncthing.batテキストエディタで開き、start "Syncthing" syncthing.exe -no-console -no-browserと記入して保存する。
  3. syncthing.batのショートカットを作り、これを、Windowsのスタートメニューの中の「スタートアップ」のところに入れる。

次回のログイン以降に、自動起動するようになります。

Linuxのuser-dirs.dirsでフォルダを変更しても再ログイン時に反映されないときのチェックポイント

Linux~/.config/user-dirs.dirsを編集してフォルダを変更しても、以降のログイン時にそれが反映されない場合は、そのフォルダがあるパーティションを起動時に自動でマウントする設定になっていないことが原因かもしれません。

パーティションを起動時に自動でマウントするかしないかを設定するソフトとしてはgnome-disksgnome-disk-utility)が便利です。

gnome-disksを起動し、パーティションをマウスで選択したうえで、歯車のアイコンのあるボタンを押し、「マウントオプションの編集」をクリック。

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次の画面で、“User Session Defaults”のところのスイッチを左に動かしたうえで、“Mount at system startup”と“ユーザーインターフェースに表示する”にチェックを入れ、OKボタンを押します。

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これで、このパーティションLinuxの起動時に自動でマウントされるようになります。

feedlyAndroid版)を旧バージョンのUIで使う方法

2018年12月7日頃のアップデートで、feedlyのアプリのUIが大きく変わりましたが、Feedly Classicを使えば、従来のUIを利用できます。無料アカウントのままでPocketへの保存もできるようです。

Kindleアプリでハイライトした部分をエクスポートすると2〜3字不足しているときの、とりあえずの対処法

Kindleのアプリでハイライトした箇所は「Kindle: メモとハイライト」にて読むことができますが、それぞれのハイライト箇所の末尾の2〜3文字がそこに含まれないというバグがあります。*2

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Kindleアプリでは文末の「せしなり。」までハイライトしていますが、

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Kindle: メモとハイライト」のページ上で読むと、末尾のところが3文字足りません。

この問題に対する根本的な解決法は分かりませんが、対症療法としては、ハイライトする部分の末尾側を2〜3文字長くハイライトすることで対処できます。ただし、その長くした部分に改行が存在していると、効果がないようです。

DynalistのLinux版アプリでZoom in / Zoom outのショートカットキーが機能しないときの対処法

Dynalistのデフォルトのショートカットキーとしては、ズームインはCtrl+]であり、ズームアウトはCtrl+[ですが、
Linux版のアプリを日本語キーボードで使っている場合には、Ctrl+[でズームインし、Ctrl+@でズームアウトする場合があります。

*1:“None”を選んでも解決しますが、軌跡が描かれなくなります。

*2:筆者のAndroid版のKindleアプリでは、2年以上これが直っていないと思います。

Android端末内のHTMLファイルをFirefoxで開く方法

Android端末内に保存してあるHTMLファイルを、Android版のFirefoxで開く方法を紹介します。

開きたいHTMLファイルのパス(位置)を、ファイラなどで表示し、パスをコピーするかメモします。

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(ファイラのFX File Explorerでパスを表示した例。赤線の部分がパスです)

この例では、開きたいHTMLファイル(hoge.html)のパスは
/storage/emulated/0/Document/hoge.html
となっています。

次に、Firefoxを起動し、アドレスバーの先頭にfile://という7文字を半角で記入し、その直後に上述のパスを入力します。

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そしてEnterキーをタップすると、そのHTMLファイルがFirefoxで開かれます。

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hoge.htmlを開いた状態)

備考

Fireofxでは、Android端末内にあるフォルダの内容を表示することもできます。

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/strage/emulated/0/Document/というフォルダの内容を表示した例)

関連記事

はてなフォトライフの画像を一括でダウンロードする方法

【ご注意】
この記事で紹介している方法は、2019年11月現在、利用できなくなっています。
Firefoxのアドオン“Downthemall!"および“Autopagerize"の仕様や、それらアドオンの「はてなフォトライフ」への対応状況が変化したためです。

はてなフォトライフの特定のアカウントに保存されている画像を一括でダウンロードする方法を紹介します。

自分のアカウントに保存してある画像を一括でダウンロードするという使い方を想定していますが、他人のアカウントの画像であっても、それがはてなフォトライフのサイト上で閲覧できる画像であれば、この方法でダウンロードできます。


〈目次〉


必要なもの

  • WaterfoxWebブラウザ。下記の“Downthemall!”を使うために必要です)
    • ちなみにFirefoxではDownthemall!が使えません。どうしてもFirefoxで実行しなければならない場合は、Downthemall!の代わりとして“Download Star”というアドオンを使えば、この記事で説明しているダウンロード方法と同じことを実現できるかもしれません(Download Starの使い方解説はこちら)。
  • Waterfoxの拡張機能Downthemall!”(ダウンロードする画像のURLを抽出し、ダウンロードする)
  • Waterfoxの拡張機能AutoPagerize”(ダウンロードする画像の数が多いときは、あると便利。必須ではありません)
  • テキストエディタ(置換機能があるもの)
  • はてなフォトライフにおいて、ダウンロードしたい画像が含まれているフォルダの公開範囲は、この記事で紹介している作業をしている間は「パブリック」(誰でも見れる状態)にしておく必要があります。

準備

Waterfoxの準備

Waterfoxをインストールしたら起動し、ウィンドウの右上の「≡」のアイコンをクリック。するとポップアップが表示されるので、左下のほうにある“Add-ons”をクリック。

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この画面に変わるので、右上の検索フォームにdownthemallと入力して検索。すると検索結果の1行目にDownthemall!が表示されるはずなので、右端にある“Install"をクリック。

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画面の左上の“Extensions”をクリックしたときに、このようにDownthemall!が表示されていれば、正しくインストールできています。同じ要領でAutoPagerizeもインストールします。

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はてなフォトライフの準備

はてなフォトライフの自分のアカウントに保存されている画像をダウンロードする場合に、フォルダの公開範囲が「パブリック」となっていないフォルダが存在しているときは、この節で説明する手順で公開範囲を変える必要があります。

他人のアカウントの画像をダウンロードしようとしている場合は、この節は読まなくて構いません(アカウントの持ち主が、フォルダの公開範囲を「パブリック」にしていない限り、この記事で紹介している方法でのダウンロードはできません)。

トップフォルダの公開範囲を「パブリック」にする

ブラウザでhttps://f.hatena.ne.jp/はてなid/editを開き、上部の「公開範囲」のところの選択欄で「パブリック」を選んで、その下の「変更する」ボタンをクリック。

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サブフォルダの公開範囲を「トップと同じ」にする

トップフォルダより下の階層にもフォルダがあり、そのフォルダ内の画像もダウンロードしたい場合は、それぞれのフォルダにおいても公開範囲を変更します。

ブラウザでhttps://f.hatena.ne.jp/はてなid/を開いたときに、右上のほうに赤字で「フォルダ」という見出しがあります。その下に、トップフォルダより下の階層のフォルダへのリンクがあるので、それにマウスカーソルを合わせると、その右側に「編集」というリンクが現れます。これをクリック。

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サブフォルダの公開範囲として「トップと同じ」を選択し、「変更する」ボタンをクリック。

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ダウンロードの手順

画像のURLの抽出

ダウンロードしたい画像が含まれているフォルダをWaterfoxで開きます。URLは、トップフォルダならhttps://f.hatena.ne.jp/はてなid/、サブフォルダならhttps://f.hatena.ne.jp/はてなid/フォルダ名/となります。

はてなフォトライフでは1ページに10個までしか画像が表示されませんが、上述のAutoPagerizeをインストールしている状態で、ページの一番下までスクロールすると、2ページ目以降も自動で読み込まれ、全てのページ(画像)が1つの画面内に表示されます。ダウンロードする画像が数十枚以上あるなら、そうすることをお薦めします。

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AutoPagerizeが「次のページ」を読み込んでいる間は、ブラウザの一番下にこのように“Loading…”という表示が出ます)

ダウンロードしたい画像(のサムネイル)がすべてページ上に表示されたら、ページ上でマウスを右クリックし、Downthemall!を選択。

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”Downthemall! - Make Your Selection”というタイトルのウィンドウが表示されますので、その上部の“Pictures and Media”をクリックします。

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中央の欄にURLが並んでいますが、そのなかでhttps://cdn-ak.f.st-hatena…というアドレスで始まっているものが、はてなフォトライフに保存されている画像のURLです(ただしこのままではサムネイルのURLです)*1。これをマウスで選択し、右クリックして“Copy Links”をクリックします。これらのURLがクリップボードにコピーされます。

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画像のURLの加工

テキストエディタを起動し、上述のURLをペーストします。

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各URLの拡張子の直前に_120という4文字が付いていますが、これが付いている状態だとサムネイルのURLですので、この4文字を消します。

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URLの末尾(拡張子)が全て.jpgとなっているのは、これらのURLがもともと、画像本体ではなくサムネイルのURLだったためです。ダウンロードしたい画像本体の拡張子も全て.jpgであるのなら、拡張子はこのままで構いません。ダウンロードしたいファイルの正しい拡張子が、もしも.jpg以外である可能性があれば、正しい拡張子を付けたURLを書き足します。

はてなフォトライフに保存できるファイルの拡張子は、ヘルプによると、jpg / jpeg / gif / png / bmpの5種類だそうです。この全てを拡張子にあてはめれば、このような5個のURLになります。

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(URLを書く順番は、まったくランダムで構いません。1行に1個書きます。空行があっても可)

必要なURLが書けたら、テキストファイルとして保存します。

ダウンロードの実行

ここではDownthemall!を使ってダウンロードする方法を解説しますが、上述のようなテキストファイルに含まれているURLを読み込むことのできるダウンローダー(IrvineuGetのようなソフト)で代用することもできます。

Waterfoxで上述のテキストファイルを開きます(ここでは、例として上述の5個のURLのみ表示していますが、実際に多くのファイルをダウンロードするときは数十〜数百個以上のURLが表示されるでしょうし、そのような数になってもDownthemall!は機能します)。

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このページ上で右クリックしてDownthemall!をクリック。すると、下記のウィンドウが開きます。中央に表示されているURLを全て選択し、右クリックして”Check Selected Items”をクリック。

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選択したURLが黄色で網掛けされます。

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画像の保存先フォルダは“Save files in:”の欄で指定します(その入力欄の右側をクリックすれば、保存先を選択するウィンドウが開きます)。その右側の欄では、ダウンロードしたファイルのファイル名の付け方を決めることができます。“Start!”のボタンを押すとダウンロードが始まります。

“Start!”のボタンを押すと、このウィンドウが開きます。

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正しくダウンロードできたファイルは、“Progress”の列が緑色になります。ダウンロードできなかったファイルは赤となります。この例では、ダウンロードすべきファイルの正しい拡張子が.pngだったため、その他の拡張子を付けたものは赤となっています。

フォルダの公開範囲を元に戻す

もともとの公開範囲が「パブリック」でなかったフォルダがあれば、ダウンロードの実行後に、そのフォルダの公開範囲を元に戻します。

*1:URLの一覧の中から一部だけを選択するのが面倒であれば、この一覧の全てのURLを選択してもかまいません。ダウンロードの対象に、若干の余分な画像が混ざるだけであり、実害はありません。