小技チョコレート

ちょっとした小技を紹介するだけのブログです。

はてなブログをAndroid端末でも「よりマシ」に編集するための小技

Android版のはてなブログアプリは使いにくく、Google Play ストアでの評価も低い*1。ウェブブラウザでの編集画面と比べると、記事に対して設定できる項目が少ないですし、何より気になるのは編集画面に表示される原稿の文字組みが美しくなく、編集画面の縦スクロールがぎこちないこと。常用したいアプリとはとても言えません。

とはいえ、はてなブログAndroid端末のみで編集せざるを得ないときもあるので、そういうときでも「よりマシ」に編集できる小技を紹介します。


〈目次〉


概要

小技といっても要するに、自分の使いやすいテキストエディタで原稿を作り、出来上がった原稿をはてなブログアプリの編集画面にペーストしたりメールで投稿したりすれば、はてなブログアプリの編集画面の使いにくさを極力経験せずに済むという、ただそれだけの対症療法です。

必要な設定

その場合、記事の本文に対する装飾(太字、斜体、文字色変更など)や見出しの設置、リンクの設置、引用箇所の設定なども、はてなブログアプリの外で(テキストエディタで)済ませておいたほうがラクです(ただし画像の挿入は、後述するようにアプリの編集画面から行うほうがラクです)。そのためには、下記のような設定があらかじめ必要になります。

はてなブログで記事本文に対するそういった装飾などの指定をするためには、「はてな記法」とHTMLタグとMarkdownが使えます。この3つのうち、はてな記法とHTMLタグは機能が豊富です。それに比べてMarkdownで出来ることは非常に限られていますがMarkdownのみでも基本的なことはカバーできます。そして、はてな記法とHTMLタグとMarkdownを混ぜて使うことができます。

はてな記法やHTMLタグやMarkdownを使う場合は、あらかじめ、はてなブログアプリの設定画面(またはウェブブラウザ版のはてなブログの設定画面)で、はてなブログの「編集モード」を適切なものに選んでおきます。

はてなブログアプリの場合は、アプリの右上の「︙」の形のアイコンを押して開く設定画面の「編集モード」をタップすると、

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四角い画面がポップアップし、編集モードの選択を求められます。

Markdownを使わず「はてな記法」やHTMLタグを使う場合は、編集モードとして「はてな記法」と「Markdown」のどちらを選んでも構いません。

Markdownも混ぜて使う場合や、Markdownのみを使う場合は、「Markdown」を選びます。

「見たまま編集」という編集モードは、はてなブログアプリの編集画面を長時間使うことになるので避けます。

編集モードを選択したら、設定画面の左上の矢印「←」を押してメインの画面に戻ります。

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原稿の作成と投稿

原稿を書くためのテキストエディタとして筆者はQuickEdit Text Editorを使っています。はてなブログアプリの編集画面よりはよほど使いやすいエディタが他にも沢山あるでしょう。*2

出来上がった原稿をはてなブログアプリの編集画面にペーストして「公開する」ボタンを押すか、あるいはメールで投稿することで記事を公開します。

画像の挿入だけはアプリが便利

記事の本文中に画像を挿入したいときは、はてなブログアプリの編集画面のカメラの形のアイコンを押して挿入できます。自分のはてなフォトライフに画像がアップロードされ、その画像を本文に挿入するところまで自動でしてくれます。*3

*1:今日現在でGoogle Play ストアでの評価の平均値は5段階中の3.0で、最低点をつけている人が最も多い。

*2:Evernoteのノートに書いたものを取り込むという方法もあります。参照:https://habitmaker.hatenablog.com/entry/evernote-hatenablog

*3:Evernoteを利用すると画像の取り扱いがしやすいそうです。参照:https://habitmaker.hatenablog.com/entry/evernote-hatenablog

Android端末のGoogleアプリを、カーソルが検索フォームに入った状態で起動する方法

Android端末を使っているときに、検索をしようとしてGoogleアプリを起動すると、カーソルが検索フォームに入っていない状態でGoogleアプリが起動する場合があります。

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Googleアプリを起動した時点ではカーソルが検索フォームに入っていない)

この場合、わざわざ検索フォームをタップしてカーソルを検索フォームに入れるという余分な手間がかかります。この手間を解消する方法を紹介します。

Googleアプリのアイコンを長押しすると、「検索」という楕円形のリンクが表示されます。

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これをタップすると、検索フォームにカーソルが入った状態でGoogleアプリが起動します。

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なお、この「検索」というリンクを、ショートカットとして画面上に置くこともできます。

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「検索」を指でドラッグして画面上に配置すると、「検索」というアイコンができます。

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これをタップすれば、やはり検索フォームにカーソルが入った状態で起動します。

Androidのバージョンが古い場合の方法

アプリのショートカットを作れるアプリ「QuickShortcutMaker」で作ったショートカットをタップすることで、カーソルが検索フォームに入った状態のGoogleアプリを起動する、という方法が使えます。

QuickShortcutMakerAndroid端末にインストールして、同アプリを起動します。すると、すでにインストールされているアプリの一覧が名前順に並ぶので、

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その中から、「Googleアプリ」をタップ。すると、「Googleアプリ」のアイコンの下に、同じアイコンのリストが展開されます。

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このリストの中から、

com.google.android.googlequicksearchbox/com.google.android.apps.gsa.queryentry.QueryEntryActivity
という文字が添えてあるアイコンをタップします。リスト全体のなかでは中盤あたりにあるでしょう。

タップすると画面が切り替わります。

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この画面で「起動」と書いてあるところをタップすると、実際に作成したショートカットをタップした場合にどんな挙動が起こるかをテストできます。これをタップすると、

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このように画面の上部にGoogleアプリの検索フォームが現れ、そこにカーソルが入った状態になります。キーボードも同時に起動します。また、この画像には映っていませんが、直近の検索履歴も検索フォームの下に表示されます。

この検索フォームに「くさつおんせん」と入力してみます。検索フォームの下に検索候補が並びますので、検索語のサジェストも機能することが分かります。ここでは、「くさつおんせん」を草津温泉に漢字変換してEnterキーを押してみます。すると、Googleアプリでの「草津温泉」の検索結果が表示されます。

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このように、Googleアプリの起動から検索結果表示までの行程が機能することがテストできました。では端末の「戻る」ボタンを押してQuickShortcutMakerの画面に戻り、

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右下の「作成」をタップ。すると、Googleアプリのアイコンのショートカットが作成されています。

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(画面左上にあるアイコンが、ここまでの操作で作成されたショートカット)

このショートカットをタップすると、先ほどの動作テストと同じ挙動をします。つまり、カーソルが検索フォームに入った状態でGoogleアプリを起動することができます。

なお、ショートカットの名前とアイコンを変更したいときは、上述の「ショートカット編集」というタイトルの画面において、「タップして名前を変更」および「タップからアイコンを変更」のところから変更します。

記事にするほどでもない小技集(2)


〈目次〉


「特集 - Yahoo!ニュース」の更新をRSSリーダーで受け取る

特集 - Yahoo!ニュース」はRSSを配信していませんが、はてなブックマークにブックマークされた記事のRSSフィードを代わりに使うことが可能です。下記のURLをRSSリーダーに登録できます。

Spotify Premium(有料版)をJCBデビットカードで利用する方法

まずPayPalのアカウントを作り、PayPalの支払い方法としてデビットカードを登録。

その後で、Spotify Premiumの登録画面にて、支払い方法としてPayPalを選択。

これだけです。

はてなブログの記事内に載っている「はてなフォトライフ」の画像に枠線を付ける方法

はてなフォトライフに置いている画像を、「はてな記法」で「はてなブログ」の記事に載せている場合に、その画像に枠線を付ける方法を紹介します。はてなブログiOSAndroidアプリで記事に画像を埋め込んだ場合も、これに当てはまるはずです。

はてなブログデザイン設定の画面の「カスタマイズ」タブ(レンチの形のアイコンをクリックして開く画面)にて、「デザインCSS」の欄に半角で下記の1行を書き加えて「変更を保存」をクリック。

div.entry-content img.hatena-fotolife{border:solid 1px #eee}

これだけで、全ての記事内の「はてなフォトライフ」の画像に枠線が付きます。ここでは線の太さを1px、色を"#eee"としていますが、この部分を書き換えれば太さや色は変えられます。

Android端末でGoogleにログインせずにGoogleAmazonYahoo!検索をする方法

AndroidアプリのFirefox Focusを使うと便利です。起動した時点では必ず非ログイン状態になっていますし、入力欄にカーソルが入った状態で起動します。そこに検索したいキーワードを入力してEnterをタップすればGoogle検索となります。設定画面で検索エンジンAmazon.cojp/Yahoo! JAPANに切り替えることができます。

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Androidのウェブブラウザ「Via」でブックマークを素早く開く方法

ホームページ中央に表示されているロゴをタップするとブックマークが開きます。

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Android端末でYouTubeの動画をバックグラウンド再生する方法

WebブラウザFirefoxまたはChromeを使って、YouTubeの動画ページをPCバージョンで表示すれば、その動画をバックグラウンド再生できます。

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再生中の動画のタイトルが通知の中に表示されます(画像はFirefoxの場合)。

Evernoteのアプリのデータが大きすぎる場合の対処方法(Android版)

Evernoteのアプリをアンインストールしてから再びインストールし、同じidでログイン。筆者の場合はこれで500MBくらい減らすことができた。

Google翻訳の「タップして翻訳」の機能で翻訳元の言語が正しく認識されない場合の対処法

「タップして翻訳」というのは、Google翻訳のアプリ版の機能で、スマートフォンなどの画面上で文字を選択して「コピー」または「切り取り」をすると、すぐに翻訳結果を表示してくれるというもの。

この機能を使ったとき、翻訳元である文字(語句や文)の言語が明らかに外国語であるのに、Google翻訳のアプリはそれを日本語として認識してしまう場合がある。例えば、"dog"を「タップして翻訳」機能に翻訳させてみると、"dog"を日本語として認識してしまう、という具合に。(日本語に"dog"は無いので、翻訳自体も成立しない)。

これを直すには、Google翻訳のアプリ版の設定画面から「タップして翻訳」→「優先言語」と進み、

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「よく翻訳する言語」の項目で、適切な外国語を選択する。

iOSのカメラロールから「編集」ボタンが消えてしまったときの対処法

iOSの「設定」メニューの「写真とカメラ」のコーナーで「自分のフォトストリーム」か「共有フォトストリーム」をオンにすると、カメラロールの「編集」ボタンが復活する。

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ただし、フォトストリームをオフにすると「編集」ボタンがカメラロールから再度消える可能性があるので、フォトストリームをオンにし続けておく必要があるかもしれない。

スマートフォン・タブレットのスクリーンショット画像をEvernoteに自動で保存する方法

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IFTTTのアプリを使う方法

スマートフォンタブレットで撮ったスクリーンショット画像を自動でEvernoteに保存するためには、端末にIFTTTのアプリ(iOS版Android版)をインストールしたうえで、IFTTTの設定(iOS版Android版)を適用すればOKです。

なお、その方法がうまくいかなかった場合の代替として、下記のような方法もあります。IFTTTのiOSアプリ/Androidアプリは使いませんが、IFTTTの機能そのものを利用します。

IFTTTのアプリを使わない方法

ここからはAndroid端末の場合を示しますが、iOS端末でもこれと同じ状態を実現できると思います。

処理の流れと特徴など

スクリーンショットを撮ってからEvernoteに保存されるまでの流れは下記の1〜4のようになっています。

  1. Android端末でスクリーンショットを撮る。
  2. その画像が、その端末に保存される。
  3. その画像が、Dropboxに自動でアップロードされる。
  4. Evernoteにおいて、その画像を本文に貼り付けたノートが自動で作成される。

このうち、3には、Android端末の内部フォルダとDropboxを同期するためのAndroidアプリが必要です。4にはIFTTTのアカウントが必要です。DropboxEvernoteのアカウントも、もちろん必要です。

1〜4の全体を通じて、通信料以外の費用はかかりません。3で使う同期アプリ、3と4で使うIFTTT、DropboxEvernoteのいずれも無料版の機能のみで充分です。ただし、DropboxEvernoteの無料版でアップロードできる上限サイズを超える量のファイルを保存するときは、DropboxEvernoteの有料版が必要でしょう。

4でEvernoteに作成されるノートは、画像1個あたりノート1個という構成になります。ノートの保存先となるノートブックの名前と、ノートに付けるタグは適宜設定できます。

スクリーンショットを撮ってからEvernoteに保存されるまでのタイムラグは、上記の2〜3の間の画像転送を行う同期アプリの同期間隔(後述のDropsyncなら5分ごと〜24時間ごとの9段階で設定可能)と、上記3〜4を行うIFTTTの実行間隔(おそらく数分に1回くらいだが、正確な間隔は未確認)に依存します。最短であれば約2分以内で完了することを確認済みです。

設定を始める前に

IFTTTとDropboxEvernoteのアカウントを持っていない場合は、それぞれのアカウントを作ってください。この記事では、これらのアカウント作成方法の説明は割愛します。

手順1:スクリーンショットを保存するフォルダをDropboxに作る

Dropboxは、個々のスクリーンショット画像がAndroid端末からEvernoteに届くまでの一連の経路の途中にあたる「画像の一時保存場所」です。この用途に使うためのフォルダをDropbox内に1個だけ作ります(フォルダの数を1個とするのは、IFTTTとの兼ね合いのためです)。

ここでは、Android版のDropboxアプリを使って、自分のDropboxアカウントの一番上位の階層にフォルダを作成する場合の手順を示します。

Android版のDropboxアプリで、自分のDropboxの一番上位の階層を表示し、画面右下の丸い「+」をクリックします。

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画面に白いウィンドウが出てきます。この中の「フォルダの新規作成」をクリック。

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すると、作成するフォルダの名前を尋ねられるので、名前を入力します。ここでは半角でUpload to Evernoteという名前を入力しています。後述するIFTTTとの兼ね合いがありますので、フォルダ名はUpload to Evernoteというこの名前をそのまま使用するのをお薦めします。「作成」をクリックするとフォルダが作成されます。

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手順2:IFTTTでDropboxEvernoteを繋ぐ

IFTTTは、上記の「処理の流れ」というセクションの3〜4の部分を実現するためのものです。

WebブラウザでIFTTTにSign in(ログイン)したうえで、 Upload a picture from Dropbox to Evernote Automatically - IFTTTを開きます。これは、上記の3〜4を実現するために筆者が作ったIFTTTの「アプレット」です(アプレットとは?)。

画面中央のTurn onと書いてあるところをタップすると、

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下記の画像のように、"IFTTT needs permission to access."というメッセージが表示される場合があります。

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自分のDropboxEvernoteをIFTTTに連携させたことが過去にない場合は、必ずこれが表示されるでしょう。これは、「自分のDropboxEvernoteの内容を読み取る権限や、内容に書き込みをしたりする権限をIFTTTに対して与える手続きをIFTTTが要求しています」という趣旨のメッセージです。このメッセージが出たら、上記の画像にある"OK"という青いボタンを押して開く画面の指示に従って、DropboxEvernoteの読み込み/書き込みをする権限をIFTTTに与えてください。この部分は当記事の本筋から外れますので、詳しい説明は割愛します。

権限を与える手続きが済めば、下記のような画面が表示されます。

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一番下までスクロールしてSaveをタップ。

すると、このように画面上部に「Your Applet is now active」と数秒間表示されるはずです。この画面になったら、ブラウザは一旦閉じてもかまいません。

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ここまでの設定によって、〈自分のDropbox内の一番上位の階層にあるUpload to Evernoteという名前のフォルダに画像がアップロードされると、それを本文に貼り付けたノートがEvernoteに自動で作成される〉という状態ができあがりました。あとは、後述のように、スクリーンショット画像をAndroid端末からDropboxへ自動でコピーするための設定をすませれば、全体の設定は完成です。

手順3:スクリーンショット画像をAndroid端末からDropboxへ自動でコピーするためのアプリを設定する

Android端末で撮ったスクリーンショット画像を自動でDropboxにアップロード(コピー)できる状態にするために、DropsyncというAndroidアプリをGoogle Playストアからインストールします。同様の機能がある他のアプリ(例えばFolderSyncなど)でも代用できます。

Dropsyncをインストールして起動し、最初の画面の指示に従って自分のDropboxアカウントとDropsyncを接続したうえで、画面中央にある「何を同期するのかを選択してください」という青いボタンを押し、

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次の画面で「自分のフォルダーのペアを作成させてください」という文字をタップ。

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すると、「フォルダーのペア」というタイトルの画面になります。ここで、スクリーンショット画像のコピー元フォルダとコピー先フォルダ(Dropbox内のフォルダ)のペアを下記のように指定します。

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Dropbox内のリモートフォルダ」というのがスクリーンショット画像のコピー先フォルダですから、この欄には、上述の手順1で作成したフォルダを指定します。つまり、上記の画像のように、Dropbox内の一番上位の階層にあるUpload to Evernoteという名前のフォルダを指定します。

「デバイス内のローカルフォルダー」というのが、自分のAndroid端末内においてスクリーンショット画像が保存されるフォルダー(つまりコピー元フォルダ)です。筆者のタブレットでは、そのフォルダのパス(位置)は上記のとおり /strage/emulated/0/Screenshots となっています。このパスは、端末の機種やAndroidのバージョンによってそれぞれ異なっているでしょう。

「同期の方法」は双方向または「アップロードのみ」や「アップロードしたあと削除」がよいでしょう。「同期有効化済み」の欄はオンにしておき、「保存」ボタンを押します。

次に、Dropsyncの画面で「同期済みのフォルダ」というタブを表示し、「自動同期を有効にする」という欄がオンになっていることを確認しておきます。

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その下には、上述の手順3で作ったフォルダのペアが白い四角形の中に表示されています。その右下にあるスライド式スイッチもオンになっていることを確認しておきます。

そして、Dropsyncの画面右上の「︙」という形のボタンから設定画面を開きます。

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この設定画面に色々な設定項目がありますが、重要なのは、上から3行目の「自動同期」の中の「自動同期の間隔」という項目です。

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これは、スクリーンショット画像をDropboxへ自動コピーする時間間隔のことですから、間隔が大きすぎると不便なので、適切な間隔を選びます。5分ごと〜24時間ごとまでの9段階から選べます。

その他の設定項目として、Wi-Fiがオンであるときにだけ同期を有効にするかどうか、アップロードする個々のファイルの最大サイズを何MBに制限するか、などといった項目があります。これらの項目も、自分のAndroid端末の使用環境に合わせて変更が必要かもしれませんので、一通り目を通しておいたほうがよいでしょう。

ここまでの手順を済ませれば、全体の設定そのものは完成です。

動作テストをしてみる

Android端末で撮ったスクリーンショット画像が、設定どおりにEvernoteに保存されるか確認するために、動作のテストをしてみます。

2017年11月23日の10時50分に、筆者のAndroid端末のWebブラウザで「はてなブックマーク」のトップページを開いた状態の画面をスクリーンショットとして撮りました。筆者のDropsyncの自動同期の間隔は「15分」としてありますが、このスクリーンショット画像は、端末内に保存されてから1分余り後にはDropboxにアップロードされました(下記の同期履歴を参照)。

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そして、Evernoteに自動でノートが作られたのは10時52分でした。

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スクリーンショットを撮ってから約2分で一連の処理が完了したことになります。

Evernoteに作られたノートを開いてみます。

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ノートの題名は"画像のファイル名 on 〈日時〉"となっています。この〈日時〉はスクリーンショット画像が作成された日時(撮られた日時)だと思われます。

ノートの本文には、もともとAndroid端末の内部フォルダに保存されたスクリーンショット画像が自動で貼り付けられています。ノート1個あたり、画像は1個です。

ノートが含まれるノートブックは「最初のノートブック」となっています。ノートに自動で付けられるタグは「Screenshot」としてあります。ノートブックの名前とタグは、後述のカスタマイズで変更できます。

カスタマイズ

Evernoteでノートが保存されるノートブックの名前、ノートに付けるタグ、Dropboxでのフォルダ名などをカスタマイズ(変更)したい場合は、まずWebブラウザhttps://ifttt.com/my_applets を開きます。上述の手順で作ったIFTTTの設定が緑色の四角形で表示されているので、それをタップし、

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次の画面で右上にある歯車のアイコンをクリックすると、カスタマイズの画面が開きます。

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カスタマイズの画面はこのようになっています。

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Subfolder nameというのは、Dropboxスクリーンショット画像の保存(およびEvernoteへ画像を引き渡すこと)のために使うフォルダですから、上述の手順3でDropsyncに設定したフォルダ(Upload to Evernote)と同じになっていなければなりません。もし片方を変更する場合は、他方もそれに連動して変更する必要があります。

Notebookという項目は、Evernoteでノートが保存されるノートブックの名前を設定するものです。空欄にしておけば、ノートはEvernoteの「最初のノートブック」に保存されます。Tagsという項目は、ノートに付けられるタグです。Tagsには複数のタグを入力できますし(半角カンマで区切ります)、空白にすることもできます。この2つのカスタマイズ項目の各々に、色々な変数や文字を入力することができます。どの項目にどんな値を入力できるのか、といった詳しい情報は、IFTTTの使い方ガイドなどで調べてみてください。

Evernoteへの保存を停止、または停止後に再開するには

スクリーンショット画像をEvernoteに保存することを止めるには、次の二つのうちのどちらかを実行します。一つは、Dropsyncによる同期(端末からDropboxへの自動コピー)を止めること。これはDropsyncの設定画面からすぐにできます。もう一つは、IFTTTのアプレットを停止することです。

IFTTTのアプレットを停止するには、Webブラウザhttps://ifttt.com/my_applets を開いて、上述の手順によって作られたIFTTTのアプレット(下記の画像では2番目に表示されている緑色の四角形)をタップし、

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次の画面で中央にあるOnをタップすると、緑色の丸が左に動きます。するとアプレットの機能が停止します。

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停止中は、この箇所は"Turn on"という表示になっているでしょう。Evernoteへの保存を再開したいときは、その"Turn on"と表示されている箇所を再びタップすれば再開します。その際もちろん、Dropsyncによる同期(Android端末からDropboxへの自動コピー)も正しく機能する状態になっている必要があります。

備考

この記事でDropboxを利用している部分はGoogle Driveでも代用できると思います。Google Driveの無料版の保存容量はDropboxの7倍くらいありますから、Google Driveのほうが気兼ねなく使えそうです。